三月も半ばを過ぎ、彼岸の入がやってきました。

栗坊の家の近くでは菜の花が畑いっぱいに咲いています。

おじいちゃん、お彼岸になったら、若菜屋さんのおはぎを買いにいきたいなぁ・
そうか、お彼岸はもうすぐだったねえ。

やっと日が長くなってあたたかくなるなあ。

でもおじいちゃん、明日は雨になるってお母さんが言ってたよ。

雨になったらまた寒くなるんじゃないかなー?

ああ、この時期はわりあい時雨れて雨が続いたりもするからね。

菜の花が咲く頃の雨だから「菜種梅雨」とも言ったりするんじゃが、

山や野原には恵みの雨なんだよ。雨が降る毎に葉っぱの緑がだんだん

鮮やかになっていくんだよ。

ふうん、そうだったのか!
夜になったら「朧月夜」もよく見られるよ。

栗坊、夜に月がぼんやりとかすんでいるのを見たことはないかい?

菜種梅雨
朧月夜
うん、見たことあるよ、おじいちゃん!
春は空気がかすんだり、もやがかかったりしやすい季節なんだよ。

だから月や山のような遠くのものがかすんで見えたりするんだよ。

でも「朧月夜」になるとたいていその後は天気が悪くなるという知らせなんだ。

ふうん、でも春っておもしろいねえ。

こんなにいろんなお天気になるなんて、ボク知らなかったよ。

あっそういえばもうすぐ桜もさくんだよねえ、おじいちゃん!!

桜のことを思い出した栗坊は、急にお花見のことが待ち遠しくなってきました。
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